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日食、月食って書きますが、古くは「むしばむ」という意味の、
「蝕」の字が使われることもありました。
現代は「蝕」の字の代わりに「食」の字があてられています。
まあ結果的にはほぼ同じ意味になります。


こういう自然現象を大切にしたいなと思います。
特に若い世代に。小学生くらいがちょうどいいかな。
別に中学生からでも遅くはないです。

「なんでこうなるねん」という疑問が関心を生み、
関心が興味になり、Wikipediaとかで調べるわけです。
現代はそんな感じですね。検索したらすぐわかる。

そこからもう一歩、踏み込むかどうかですね。

今回はウェザーニュースのYouTube生放送と、
実際に外に見に行ったのと並行していました
(外寒いし、うす曇りで皆既食時は全く見えず)。

そのチャンネルのライブ中継中に、
①月蝕が起こる仕組み(地球の影)
②地球の大きさを調べる方法
③月は地球から約3 cm/年で離れていっていること
④月の裏面が見えないワケ
⑤レイリー散乱の説明と演示実験
⑥月のクレーター、海の名前
⑦世界で見える姿(=日本ならウサギに見える)

月蝕の話題だけで、こんなにお話ができる。


どうでもええわ、と思う人も多いだろうけど、
一生で見られる回数は限られているし、
たまには外に出て、空を見上げてみたいものですね。
己は宇宙規模からしたらどうでもいいレベルだーと。

そして、漱石になった気分で「月が綺麗ですね」と、
独りごちてもいいかもしません。
ちょっと目から下が冷えてしまいそうですが。
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テーマ:自然科学
ジャンル:学問・文化・芸術