山里は 汁の中まで 名月ぞ

 

という、小林一茶の句があります。
まぁ一応季語が「名月」なので、秋の句ということですが。

 

意味は、こんな感じです。

人里から離れた山のふもとにある私の家は、
傾いて、屋根もボロボロになってしまっています。
食事も粗末なものしか手に入りません。

ですが、その開いた屋根から、月光が差し込んで、
汁物に映るのを見て、それが心の満足となっています。

 

なんという悟りを開いた生き方なのでしょう。

もはや何も要らんと。
具もろくに入っていない汁ものでも、
それに映る月を見られればいい。

物にあふれたこの時代では、こんな考えはできないだろう。

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テーマ:俳句
ジャンル:小説・文学
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