みかの原 わきて流るる いづみがは
  いつみきとてか 恋しかるらむ
              ――中納言(藤原)兼輔  「新古今和歌集」



<直訳>
水が湧き、瓶原(みかのはら。現:京都府木津川市。旧:相楽郡加茂町)を
分けて流れている泉川(いつみがは=木津川)の名にあるように、
「”いつみ”たのか(=いつ逢ったのか)」といわれたので、
こんなにも恋しく思ってしまうのであろうか。


<文法>
「わき」は、「湧き」と「分き」の掛詞で、「いづみ」の縁語。
「みかの原〜いづみがは」は、「いつみ」の序詞。



<hの実情に合わせた意訳>
あの人の名前の一部が入っているものや、同じ名前の人が呼ばれるのを聞いて、
ドキッとするほど、私はあの人に恋してしまっていたのであろうか。。。
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