私は今また私立学校の採用を受けています。
別に公立が嫌なんじゃなくて、
講師というもどかしい立場で働くのが辛いんです。

このまま少子化の流れでいけば、
いくら団塊の世代が辞めていくとなっても、
公立学校教諭の絶対数は減らさざるを得ない。
だから、現状、再任用や講師でなんとかしてる。
ホント、どうでもいい人間が通って、
熱い意志を持っている者が通らない。
それがまた、この業種の象徴なのかもしれない。

教諭になれたら、それは忙しいだろうけれど、
少なくとも、(教諭になるための)受験勉強はしなくなるので、
自分の授業の準備(これも勉強といえばそうだが)や、
他に勉強したかったことにも専念できるんじゃないかって。
気象予報士の資格取りたいから気象学の勉強もしたいし。


まぁ、私立学校の採用試験の筆記の問題って、
絶対に公開されることはないんですけど、
やはり進学校といわれる学校は大学入試レベルを出題します。

でも、あくまでも自分の専門教科のみであったりするワケで。
この前受けた学校は、「化学を中心として」授業できる者を
募集していたにもかかわらず、生物や物理の内容まで出てきた。

その中でも、印象に強く残っているのは量子力学の問題である。

(1) ニュートン力学においては、「未来」は確定している。
  これを運動の法則および万有引力の法則を利用して説明せよ。
(2) これに対して量子力学では、別の視点から
  「未来」は確定していないことを示唆した。これについて論ぜよ。


この問題を見た瞬間、私は何を求められているのか不安になった。
あくまでも中高一貫校の理科の採用試験である。

もちろん教師には高い専門性を求められるものだが、
いくらなんでも、化学で募集しているのに、
大学レベルの量子力学(物理学の1つ)はムリだ。
まぁ、生物の血糖についてもなかなか難しかったが。


(1)の考え方は高校1年生で運動の法則を勉強すればわかる。
私でさえ、なんとか論述できるのであるのなら、
賢明な読者の皆様にはいともたやすい問題でしょう。

簡単に言えば、ニュートン力学が成り立つことを知っているので、
私たちはキャッチボールができるのです。
上空へ投げたボールは、ある時間経過すれば、
決まった落下地点に落ちてくる。そこに行けばボールが取れる。
ボールの「未来」が確定しているとは、こういうことです。

じゃあ、量子力学だとどうなるの?
まず量子力学がどういうモノかをわかっていないと何も始まらない。


出題した学校の意図が知りたいな、と新快速の中で思ったのでした。


日本科学技術大学教授上田次郎のなぜベストを尽くさないのか 日本科学技術大学教授
 上田次郎のなぜベストを尽くさないのか

 (2004/06/29)
 上田 次郎

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テーマ:理科教育
ジャンル:学校・教育
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