今こむと 言ひしばかりに 長月の
  有明の月を 待ち出でつるかな
               ――素性法師  「古今和歌集」



<直訳>
今すぐ会いに行こうと言ってくださったばかりに、あなたのことを毎夜待っていたら、
いつしか9月の明け方の月を待ち迎えることになってしまっていたのよ。


・文法など
「有明の月」→明け方になってもまだ沈まない月のこと。
下弦の月のころ。だいたい旧暦の9月の下旬くらい(今の10月中旬ごろ)。



<hの実情と妄想を踏まえた意訳>
「今すぐ行くね」といったばかりに、あなたはまだ待っているのですか?

あれから月日は経ち、今はもう9月の後半ですよ。。。
いくら毎夜待っていても、会えるのは明け方のお月様だけですよ。

私は見守ることはできても、あなたに会いに行くことは叶わないのですから・・・
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