最近、毎日この「コイウタ」をやっていて、なんだか歌にこめられている欲情というか、
エロ素すら感じ取れるようになっている気がしているhです。

今日も1首、ご紹介させていただきます。



女につかはしける
名にし負はば 逢坂山の さねかずら
  人に知られで くるよしもがな


              ――三条右大臣(藤原定方)  「後撰和歌集」


<直訳>
女に贈った歌

「逢う」という名を持っている逢坂山に生える実葛(さねかずら)よ。
その名前が”さ寝”というように、一緒にあなたと寝たいのです。

さねかずらのツルを手繰り寄せるように、他人に知れずに、
あなたを引き寄せてこられる手段があったらいいのになぁ。



・文法など
「名に〜さねかずら」は、「くる」にかかる序詞。

「逢坂山」は、「逢う」という意味も持たせた掛詞。
「さねかずら」は、「さ寝(=男女が一緒に寝ること)」という意味も持たせた掛詞。
「くる」は、「来る」と「繰る」の掛詞。


「さねかずら」
学名:Kadsura japonica Dunal
マツブサ科(モクレン科)の常緑つる性の木本植物。
赤い実を冬につける。


「逢坂山(あふさかやま)」
京都(山科)と滋賀(大津)の県境にある山。
大阪(おほさか)とは、現代でこそ読みは同じではあるが関係はない。

先日の清少納言の第62番歌で出てきた、
逢坂の関は、この山の周辺にあった関所です。

逢坂の関は、山城国と近江国の国境ですから、
まぁ今の京都と滋賀の県境付近と考えてほぼ間違いはないでしょう。



<hの妄想たっぷりの意訳>
逢坂山の名にあるようにあなたとの逢瀬を、
しかもさねかずらの実の赤色のように情熱的に交わし、
一緒に添い寝を遂げたいものです。

ですが、人知れずあなたを連れ出すことは、難しいのです。
さねかずらのツルを手繰り寄せるように、簡単にあなたを連れ出せればいいですのに。


そうすれば、人目もつかないですから、お互いを曝け出せますものね。
え、そんな人目が合ったほうが興奮するだなんて、あっ・・・ちょ・・・、そんな!
スポンサーサイト
コメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック